マキシミンは無理矢理学院に入学させられただけあって、一緒に部屋を使う連中が誰なのかということに関してまったく興味がなかったので、適当に手を振って挨拶をし、自分の部屋に入った。荷物もほとんどなかった。バイオリンと包み、コート、そしてジュスピアンが押し付けた荷物はそのままたんすに押し込み、靴をベッドの下に押し込むと、ベッドの上にごろんと横になった。寝入ろうとしたとき、向かいの部屋の少年が扉のところに顔を出した。
(莫名其妙被強迫入學的麥克斯明對一起使用同一個房間的室友一點也不感興趣,隨便揮個手打個招呼,就進了自己房間。他幾乎沒有什麼行李,把小提琴、外套、還有喬書亞塞給他的一些行李就那樣全塞進衣櫥後,脫了鞋塞進床下、爬上床去了。快要睡著的時候,對面房間的少年的臉從門邊探了進來)
「あの」
(那個……)
ベッドの上でマキシミンは顔だけを上げた。
(在床上的麥克斯明只把頭抬起來道)
「おれか?」
(叫我嗎?)
「うん」
(恩。)
マキシミンは丁寧にも訂正をしてやった。
(麥克斯明客氣地糾正他)
「おれは『あの』じゃない。マキシミンと呼んでくれ」
(我不叫「那個」,叫我麥克斯明吧 )
「あ、知ってるよ。部屋の前に書いてあった」
(嗯!我知道!房間門口有寫)
「そうか。親切なものだな。ところで何のようだ」
(這樣啊,真是貼心。找我有事嗎?)
「誰かが訪ねてきたよ。先輩みたいだったけど」
(有人來找過你喔,好像是學長就是了……)
マキシミンは、自分を訪ねてくる先輩はいない、と心の中で断定すると、手を煙突のように上げた。
(麥克斯明壓根兒不認為會有學長來找自己,手像煙囪一樣抬了起來)
「そんなはずはない。知っている先輩なんかいないんだから」
(絕對不可能,學長什麼的我沒一個認得)
そのままマクロに頭を埋めようとしたが、驚くことに礼儀を思い出したマキシミンはまた首を上げた。
(說完就想把頭埋入枕頭中的麥克斯明,意外地注意起禮節,又抬起頭)
「ところでおまえはなんて呼べばいいんだ?」
(那你怎麼稱呼?)
扉のところに彼の知らない二人の名前が刻まれた板が張ってあった記憶がある。少年は待ってましたとばかりににっこり笑ったので、マキシミンはぎくりとした。
(依稀記得門上貼有兩個不知道的人名的木板。少年像聽到期待已久的話似的燦爛地笑著,嚇了麥克斯明一跳)
「ぼくはルシアンだ。ルシアン·カルツ。あえてうれしいよ。ところで君のしゃべり方、とってもおもしろいね」
(我是路西安,路西安 · 卡爾茲。很高興認識你呢!話說回來,你的說話方式實在太有趣了!)
---Demonic Long 128
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